筆跡診断とは?

筆跡診断と筆跡鑑定の違いについて

「筆跡診断」とは何? と自己紹介をした時によく聞かれます。筆跡鑑定と思っている人も多いようです。わたしは筆跡診断も筆跡鑑定の一部と考えていますので、よいんですが、詳しくは一般には筆跡鑑定は書いた人の真偽を判断するものです。裁判所でこの筆跡は同一人物によるものか、それとも別人が書いたものかを判断します。

 筆跡診断は、診断と言葉を使っているように、健康診断が健康状況をいろいろな検査項目からその人の健康を診断するのに対して、筆跡診断は筆跡の特徴(文字の書き進め方や字形のとり方など、書くという行動の結果表れた筆跡を診断し、書いた時の心身の状態を推察します。ゆっくり書く人は行動もゆっくりでしょうし、書くのが早い人は行動も速いと考えます。したがって早口の人は書くスピードも速いでしょう。ゆっくり話す人は行動もゆっくりな方が多いと考えます。きちんと書く人よりも行書で繋げて書く人は当然行動が速い傾向の人です。もちろん正式の書類はきちんと書く人がほとんどでしょう。したがって表現形式にもよりますが、転折(文字の折れ曲がるところ)を、きちんと折れ曲がって書く人はカーブして曲がって書く人よりゆっくり確実な行動をとります。もちろんその時の心境や状況により変化はしますが、急いでいたとかなどの状況にもよります。それはそのほかの筆跡特徴との組み合わせでも判断します。指紋と同じように一人ひとり異なるのが書き癖(習慣化した書くという行動)です。しかし、筆跡は指紋のように陰影が重なることはありません。まったく同じ筆跡はコピーとなります。

つまり、筆跡鑑定は筆跡から書いた人が同一人物であるか、そうでないかの判断をし、筆跡診断は、書いた時の行動のスタイルを診断します。したがって、自己理解・他者理解に役立てることやどのように書くと自分のなりたい自分とマッチするかなどをアドバイスできます。文字を書くという行動は早くて3か月~6か月かけて文字を習慣化するまで書くといつの間にかその行動が変わります。するとその行動は他の行動に波及するはずであると考えます。信じられない人はどうぞ一度体験をしてみてください。